はじめに:ホッとした気持ちと、正直なガッカリ
いま私は、ある企業の経理部門で派遣社員として働いています。
年齢は60代。企業倒産と自己破産を経て、再び社会に出直す形でこの職場にたどり着きました。
派遣の仕事はその契約期間の違いで短期派遣(数日~3ヶ月未満)と長期派遣(3ヶ月以上)とに分けられます。
「長期」とは言っても場合によっては3ヶ月で終わりということもありますが、長く働きたければ期間の区切りごとで契約更新をおこないまうす。
私は長期派遣で採用されました。比較的時給が良かったことと職場環境がとても良いので私の希望は更新して続けていきたいと思っています。
これまでは3ヶ月ごとの更新でしたが、先日、派遣元から契約更新の連絡があり、なんと今回はこれまでの3ヶ月更新から6ヶ月更新に変更とのこと。
これは私にとって、とても嬉しいニュースでした。
「ようやく信頼されてきたのかもしれない」と、胸をなでおろした瞬間でもあります。
……しかし。
時給は据え置き。
これもまた、間違いなく正直な気持ちとして
「嬉しいけど、ちょっと悔しい」
そんな入り混じった思いを抱えながら、この文章を書いています。
今はまだ、「時給交渉」というテーマのスタート地点
もちろん、契約更新してもらえるだけでありがたい。
60代という年齢的にも立場的にも、それを実感する毎日です。
でもだからこそ、思ったのです。
「このまま何も言わずに更新され続けていくのは、自分にとって本当にいいことなのだろうか?」
なんども言いますが、雇用してもらえるだけでもありがたい。
でもこの仕事についてExcel VBAで業務効率化をしてきたり、上司の業務をサポートしてきて、それなりに貢献できていたつもりでいました。
不満があるというわけではなく、**「成長している分、評価される形にできたらいいな」**という、いわばポジティブな意味での“問題提起”でした。
交渉は半年後。それでも今から動き出す理由
内心、更新の連絡メールを見たとき、時給もアップしているかな?と。
しかし時給の項目はこれまでの額。
数日前に行った担当者との面談内容は、私の更新希望を伝えたり、職場での困りごとの有無をヒアリングされたりが主で、今回の面談ではまだ交渉はしていません。
次回6ヶ月後の次回契約更新時に、初めての時給アップ交渉をしてみようと思っています。
でもそれに向けて、今から準備を始めようとしています。その理由は、以下の3つです。
1. 「記録」がないと交渉はできない
派遣という立場では、評価制度や人事考課がありません。
だからこそ、自分の働きぶりを“見える化”する記録が必要です。
2. 言い出すには“筋道”がいる
ただ「上げてください」と言うだけでは通りません。
「どんな業務を、どんなふうに改善したのか?」を伝えられる準備が必要です。
3. 結果よりも「行動」そのものに価値がある
仮に時給が上がらなかったとしても、交渉に向けて考え、準備し、行動するというプロセスは、必ず今後につながります。
ブログの読者にも、そのプロセスこそが伝えたいことになるはずだと信じています。
今後やっていくこと(予定)
これはあくまで現時点の構想です。
半年後にどうなっているかは自分でもわかりませんが、現時点ではこんなアクションを予定しています。
- 日々の業務内容を簡単にメモしておく
- できるようになったこと、任された新しい仕事を記録する
- 自分なりの工夫や改善ポイントをまとめておく
- 派遣元との連絡履歴や雰囲気もメモしておく
- 交渉時の言い方を、失礼なく自然に伝えるための準備をする
まとめ:今は“最初の一歩”。それが一番大切
「時給が上がらなかった」という現実に、ちょっとガッカリもしたけれど、
それもまた自分の成長材料になると思っています。
半年後、どんな結果になるかはわかりません。
でもこの記事は、その未来へ向けた「最初の一歩」としての記録です。
派遣という立場でも、年齢的に不利と思われても、
「自分の働きをちゃんと評価してもらいたい」という気持ちは持っていていい。
むしろ、それを持ち続けることこそが、次につながると私は信じています。